紫外線対策ナビ >> 紫外線対策 >> 健康被害への紫外線対策

紫外線が原因となる病気への備え・対策

紫外線日焼けシミ・そばかすなどの原因となるだけでなく、皮膚がんや白内障、紫外線アレルギー、免疫力低下など、私たちの健康被害にまで及ぶ場合があります。紫外線は毎日の生活にかならず何らかの形で私たちに影響を与えるもの。その分紫外線が私たちにもたらす健康被害への対策をしっかり取らなければいけません。それでは実際にはどのような方法で健康管理をしていけば良いのでしょうか?ここでは健康被害に対する予防法や治療法についてお話していきます。

 

 

皮膚癌

人は紫外線を大量に浴びると細胞の遺伝子に傷がついてしまいます。傷ついた遺伝子は、通常であればおよそ2日間程で修復されますが、限度を超えて紫外線を浴びてしまうと遺伝子が正常に回復せず、遺伝子に傷がついた状態で細胞分裂を繰り返してしまいます。その結果、遺伝子が誤った遺伝情報に書き換えられてしまう突然変異を起こすのです。これが皮膚がんを発症してしまう原因となります。

 詳しくは「紫外線の影響 / 健康被害 皮膚がん」をご覧下さい。

 

皮膚がん予防の対策

紫外線の影響の中で最も深刻な病気とも言える皮膚がん。皮膚がんは早期発見・早期治療で完治させる事が出来ます。以下のポイントを紫外線が強い時期には特に意識して、皮膚がんの予防につとめましょう。

 

【紫外線をなるべく受けない】

皮膚がんを予防するのに最も大事な事は、皮膚がんの原因となる紫外線を体に浴びない事です。

    予防対策として
  • 外出の際は必ず日焼け止めクリームを使用する
  • 紫外線を受けにくい服を身に付ける
  • 傘や帽子、サングラスなど紫外線防止になるアイテムを利用する
  • などが挙げられます。

 詳しくは「紫外線対策に活用したいアイテム」をご覧下さい。

 

【早めの紫外線対策を】

紫外線対策は若い時期から始めるほど効果があります。幼い子供は大人より紫外線の影響を受けやすく、子供の頃の過度の日焼けは大人になって皮膚がんを発症するリスクがその分高まります。子供の時から紫外線対策を徹底する事が皮膚がんの予防につながるのです。
 詳しくは「子供への紫外線対策」をご覧下さい。

 

【早期発見】

皮膚がんの兆候を見逃さないためにも、定期的な肌のチェックが必要になります。幸い皮膚がんは肌の表面に出来るので自ら発見しやすいがんです。早期発見できれば簡単な治療での完治が可能になります。

 

【皮膚科を受診】

皮膚がんは目に見えるがんですので自ら発見する事はできますが、痛みがなかったり、ほくろに良く似ている事から見逃しがちです。ほくろ状の物が大きくなっていたり赤みをおびているなど、気になる症状が見られたら自己判断をせずすみやかに皮膚科を受診しましょう。この事が早期発見・早期治療につながります。皮膚がんであると診断後は適切な処置を受けて、その後再発防止のためにも定期的な受診が必要となります。

 

皮膚がんの治療

皮膚がんの治療は皮膚科医師の診断の元、それぞれ進行具合により以下の方法で行われます。

  • 外科的切除手術
  • 抗癌剤の注射
  • 抗癌剤軟膏薬の塗布
  • 放射線療法や化学療法
  • 免疫療法
  • など

     

 

白内障

白内障は、眼球の水晶体が様々な要因から白く濁る眼の病気です。水晶体はたんぱく質と水分で出来ており、通常透明弾力性に富んでいます。また、カメラのレンズの様な機能を持っているほか、紫外線を吸収する役割も担っています。ところが加齢などによって、水晶体のたんぱく質は紫外線を吸収し続けて酸化。透明な水晶体が濁り弾力性も低下します。結果、視力低下など視界を妨げるような様々な症状が現れ、悪化すると最悪のケース失明してしまう場合も。

 詳しくは「紫外線の影響 / 健康被害 白内障」をご覧下さい。

 

白内障の対策

白内障を予防するには、とにかく眼を紫外線から守ることです。日頃より紫外線を少しでも眼の中に入らないように心がける事が大切。外出の際は紫外線カット加工がされているサングラスを使うなど眼を守る工夫をしましょう。紫外線が最も強くなる時間帯は10時から14時頃と言われていますが、眼に入る紫外線は実は朝や夕方の方が多いとも言われています。朝日や夕日などは特に注意をして白内障対策を行いましょう。

 

白内障の治療

白内障による水晶体の濁りは、一度症状が現れたら自然治癒で治る事はありません。ただし初期の段階であれば点眼薬や内服薬での治療が有効です。とは言えこれらの治療はあくまでも白内障の進行を遅らせる事が目的。白内障が完治したり視力が回復したりするものではありません。白内障を治すには、水晶体の濁りを取り除く外科手術以外ありません。

 

 

紫外線アレルギー

紫外線を浴びると、人の体内では紫外線に対して抗体が生成されます。この抗体は紫外線を浴びるごとに作られ、紫外線から身体を守る役割を果たしています。ところがこの抗体が一定量を超えてしまった時に、湿疹や痒みなどのアレルギー症状が現れるようになります。そして一度この状態に陥ると、その後紫外線を浴びるたびにアレルギー症状が出るようになってしまいます。これが「紫外線アレルギー」。日光過敏症、または日光性皮膚炎と呼ばれる事もあります。

 詳しくは「紫外線の影響 / 健康被害 紫外線アレルギー」をご覧下さい。

 

紫外線アレルギーの予防と治療

花粉症と同じ様に、紫外線アレルギーも一度なってしまうと完全に治す事は困難です。紫外線アレルギーの一番の予防は、当然ながら紫外線アレルギーの要因「アレルゲン」である紫外線を極力浴びないようにする事。長袖の服を着たり、帽子や日傘、サングラス、日焼け止めを使うなど紫外線から身を守る工夫をしましょう。紫外線を浴びた事で、湿疹や痒みなどの症状が出た場合は、皮膚科で医師の診察を受けましょう。症状の程度で、非ステロイド剤や抗アレルギー薬などの塗布剤や内服薬が処方されたら、正しい用法を守って塗布・服用し治療を行いましょう。

 

 

感染症(免疫力低下)

人の身体には元々、細菌やウイルスなど、人の身体にとって有害な物質が人の体内に侵入してくるのを防ぐ働きをする免疫機能が備わっています。しかし、日差しを大量に浴びる事により、紫外線(B波)が皮膚の免疫細胞を破壊。免疫機能に影響を与え、外部からの有害物質の侵入を防ぐ事が出来なくなってしまいます。その結果体の抵抗力が落ち風邪をひきやすくなるなどウイルス感染をしてしまう可能性が高くなります。また、一度体の中に侵入した有害な物質は、免疫機能が回復しても体が有害なものだと認識できなくなり、それ以降その有害要素の侵入を絶えず許してしまうと言う事態になる場合も。

 

感染症(免疫力低下)の予防

紫外線ケアが主な予防対策です。日焼け対策を十分に行って、紫外線による感染症/免疫力低下に備えましょう。

 詳しくは「紫外線対策 日焼け」、または「紫外線対策に活用したいアイテム」をご覧下さい。

###